
N1文法「を皮切りに」
「を皮切りに」

女性が男の子とヤトモンキー先生に話しています。
女性「あのバンド、昨日 東京公演をしたんだよ。」
ヤトモンキー先生「えっ、見に行きたいなぁ。」
女性「このあと、全国で公演するんだって!」
最初の場所「東京公演」 ⇒ 広がり「全国」
東京公演を皮切りに、全国ツアーが始まった。
【意味】Aを皮切りにB
ある物事を「最初のきっかけ」として、その後同じようなことが次々に続く。
先頭・始まりの出来事を強調する表現。
そこから「連続して広がる」「次々に起こる」というニュアンスを含む。
※読み方は「~をかわきりに」
ある物事を「最初のきっかけ」として、その後同じようなことが次々に続く。
先頭・始まりの出来事を強調する表現。
そこから「連続して広がる」「次々に起こる」というニュアンスを含む。
※読み方は「~をかわきりに」
【接続】
名詞+を皮切りに
名詞+を皮切りに

最初「英語版」の発売 ⇒ 広がり「各国版」の発売
この漫画は英語版を皮切りに、各国語版が発売された。

最初「ニューヨークでの展覧会」 ⇒ 広がり「世界」
ニューヨークでの展覧会を皮切りに、彼女の作品は世界的に注目を集めた。
★使用場面
・フォーマルな書き言葉。
・日常会話ではあまり使わず、新聞・ニュース・スピーチ・レポートでよく使う。
・フォーマルな書き言葉。
・日常会話ではあまり使わず、新聞・ニュース・スピーチ・レポートでよく使う。
★前件と後件の関係
「始まり → 広がり」「契機 → 展開」
「始まり → 広がり」「契機 → 展開」
⇒必ず「そこから次々に起こった出来事」が後件に来る。
良いことにも悪いことにも使えるが、多くはポジティブな出来事の始まりに使う。
基本的には人間が関わる行為・出来事(人為的なもの) に使われます!
例えば…
・コンサート、公演、イベント
・新製品の発売、プロジェクトの開始
・会議や式典の始まり
・歴史上の出来事を契機にした一連の流れ
こんなことに使われます。
自然現象に使うのは不自然です!
×梅雨入りを皮切りに雨の日が続いた。
×地震を皮切りに、余震が起こった。
自然現象は「〜をきっかけに」「〜以来」などを使うのが自然です。
「~を皮切りに(して)」:一般的によく使う形。自然な日本語。
※「して」が付くと、少し強調。
「~を皮切りとして」:やや硬い。フォーマルなスピーチや文章で使われやすい。
※「して」が付くと、少し強調。
「~を皮切りとして」:やや硬い。フォーマルなスピーチや文章で使われやすい。
例文
例1:新商品の発売を皮切りに、関連イベントが次々と行われた。
例2:このプロジェクトを皮切りに、新しい事業が次々と立ち上がった。
例3:文学賞の受賞を皮切りに、彼の著作は次々と出版された。
例4:地方都市での取り組みを皮切りに、全国的な政策へと発展した。