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N3文法「とは限らない」

JLPT N3文法 とは限らない とはかぎらない

N3文法「とは限らない」

「とは限らない」

お金持ちは幸せだ

お金持ちは幸せだ。⇔お金持ちは幸せじゃない(全部否定)
これだと「お金持ちはみんな幸せじゃない」という意味になる。

幸せな人もいるけど、幸せじゃない人もいると言いたいとき…
とは限らない」を使って、例外があることを言います。

お金持ちがみんな幸せだとは限らない

お金持ちがみんな幸せだとは限らない

【意味】Aとは限らない
「必ず~とは言えない。例外もある。」

一般的にAだと思われている状況の中で「Aではないかもしれない」、
「例外がある」と言いたい時に使う。

【接続】
普通形+とは限らない

本当だとは限らない

SNSに書いてあること…
本当のこともあるし、本当のことじゃないこともある。
SNSに書いてあることが、全部本当だとは限らない

★全体を表す言葉と一緒に使うことが多い。
「必ずしも」「全部・全員」「いつも」「だれでも」など

例:簡単な試験だからといって、だれでも合格できるとは限らない
例:有名なレストランだからといって、全部おいしいとは限らない
 

例文

例1:新しい製品が必ずしも使いやすいとは限らない
例2:安全運転していても、事故が起きないとは限らない
例3:高い物が必ずしもいいものだとは限らない

「~わけではない」との違い

■とは限らない■

<意味>
「必ず〜とは言えない」
<①確実性の否定/②例外がある>


<使うとき>
①確実性の否定
一般的な傾向・予測・印象・データに対して、客観的に否定するとき

例:高いからといって、質がいいとは限らない

②例外がある
「100%そうとは言えない」という一般論の補足・注意をするとき

例:日本に住んでいるからといって日本語が必ずしも上手になるとは限らない

 

■~わけではない■

<意味>
「全部が〜ということではない」
<①誤解の修正/②部分否定>


<使うとき>

①誤解の修正
他人の誤解・主張に対して、主観的にやわらかく否定するとき

 例:山田さんといつも一緒にいるよね。好きなんでしょ?
   いつも一緒にいるけど、彼が好きなわけではないよ

②部分否定
「言いすぎ」「極端な表現」を否定・緩和したいとき

 例:嫌いなわけではないが、毎日は食べたくない。

例文を見てみましょう。

〇お金持ちがみんな幸せだとは限らない
幸せじゃないお金持ちもいる。(例外がある)
<客観的に否定>

〇お金持ちがみんな幸せなわけではない
そういう面もあるけど、必ずしもそうとは言えない。
<主観的にやわらかく否定>

 

〇先生の言うことがいつも正しいとは限らない
正しくないこともある(例外がある)
<客観的に否定>

〇先生の言うことがいつも正しいわけではない
そういう面もあるけど、必ずしもそうとは言えない。
<主観的にやわらかく否定>

この文はどちらも使えるね♪
他の例文で比較してみましょう!

例文①一般論

〇高いカメラを使えば、いい写真が撮れるとは限らない
常にそうとは言えない(例外がある

✕高いカメラを使えば、いい写真が撮れるわけではない
話し手の主観的反論に使うが、ここでは客観的事実なので不自然

例文②自然現象や不確実性

〇明日、雨が降るとは限らない
予測・確率に使える

明日、雨が降るわけではない
事実や意見の否定に使うので、未来の天気には不向き

例文③人の印象・見た目に関すること

〇見た目が怖い人が、性格も悪いとは限らない
見た目と中身が必ずしも一致しない

✕見た目が怖い人が、性格も悪いわけではない
前提を受けての主張になりすぎるため、客観的説明には合わない

 

例文④誤解への反論や言いすぎをやわらげるとき

✕彼は毎日、料理をするが、料理が上手だとは限らない
例外の話ではないので不自然

〇彼は毎日、料理をするが、料理が上手なわけではない
他人の誤解に対して、やわらかく否定

例文⑤部分否定

✕うちに本がたくさんありますが、全部読んだとは限らない
自分のこと(自分のうちのこと)なのに「例外があるかも」と言うのは不自然

〇うちに本がたくさんありますが、全部読んだわけではありません
読んでない本もあると主観的にやわらかく否定している

例文⑥婉曲的=遠回しな言い方

忙しいとは限らないんだけど…。(あまり行きたくないと言いたい)
婉曲的=遠回しな言い方」の用法はない

忙しいわけではないんだけど…。(あまり行きたくないと言いたい)
婉曲的=遠回しな言い方」の用法がある