
「景色」と「風景」の違いは?
「景色」
「景色」は、具体的な見た目や美しさに感動しているときによく使われます!
日常的で感覚的・感情的な表現です。
「山の景色」「海の景色」など、自然の美しさに使うことが多いです。
「美しい景色」「きれいな景色」のように感情表現と一緒に使われやすいです。
例文
例1:山の上から見た景色は本当にきれいだった。
例2:海辺の道を歩きながら、景色を楽しんだ。
例3:秋になると、紅葉した山の景色が楽しめる。
例4:窓から見える景色が変わってきた。
例5:電車の窓から流れる景色をぼんやりと眺めた。
例6:湖に映る山の景色が美しかった。
例7:朝日が昇ると、まったく違う景色が広がった。
「風景」
「風景」は、自然、街、人々の様子などを含めた”全体の眺め”に使います!
客観的・芸術的・文学的な響きがあるのが特徴です。
「生活の風景」「人々が歩いている風景」なども言うことができますね!
「生活の景色」・・・おかしいですね!これは✕です。
例文
例1:この絵は、100年前の日本の風景をよく表している。
例2:田舎の風景を見ると、子どものころを思い出す。
例3:駅前の風景は、十年前とすっかり変わってしまった。
例4:この町の風景は、昔からほとんど変わっていない。
例5:ドラマの中で、戦後の日本の風景がリアルに描かれていた。
例6:人々が笑顔で行き交う風景を見ると、心が温かくなる。
例7:写真家は、旅先で出会った風景をカメラに収めた。
「景色」と「風景」の比較
■景色■
◆意味 ⇒具体的な見た目、美しい眺め
◆範囲 ⇒狭い、具体的、部分的
◆感じ ⇒感覚的、感情的、日常的
◆例 ⇒「海の景色」「山の景色」
◆比喩 ⇒ほとんどなし
◆範囲 ⇒狭い、具体的、部分的
◆感じ ⇒感覚的、感情的、日常的
◆例 ⇒「海の景色」「山の景色」
◆比喩 ⇒ほとんどなし
■風景■
◆意味 ⇒広く全体的な眺め・景観
◆範囲 ⇒広い、抽象的、全体的
◆感じ ⇒客観的、芸術的、文学的
◆例 ⇒「都会の風景」「昭和の風景」「生活の風景」
◆比喩 ⇒あり(社会の風景など)
◆範囲 ⇒広い、抽象的、全体的
◆感じ ⇒客観的、芸術的、文学的
◆例 ⇒「都会の風景」「昭和の風景」「生活の風景」
◆比喩 ⇒あり(社会の風景など)
「山の風景がきれいだ」だと、何となく違和感が…やや硬くて説明的です。
やっぱり「山の景色はきれいだ」のほうが自然ですね~
✕山の風景はきれいだ。
○山の景色はきれいだ。
✕山の風景はきれいだ。
○山の景色はきれいだ。
「昔の日本の風景を撮った写真」は、時代や全体の様子を表していて自然です。
「昔の日本の景色を撮った写真」だと、意味はわかるけど少し不自然ですよね。
○昔の日本の風景を撮った写真
✕昔の日本の景色を撮った写真
例文を見て、どちらを使ったほうがいいか考えてみます!
例1:山の上から見た( )は、とても美しくて感動しました。
○昔の日本の風景を撮った写真
✕昔の日本の景色を撮った写真
例文を見て、どちらを使ったほうがいいか考えてみます!
例1:山の上から見た( )は、とても美しくて感動しました。
⇒美しくて感動しているので「景色」のほうがいいですね。
例2:この絵は、100年前の日本の( )を描いています。
⇒ある時代の様子ですね!客観的・描写的なので「風景」のほうがいいですね。
例3:この町の( )は、十年前と比べてずいぶん変わった。
⇒街の全体的な様子が変化しているので「風景」のほうがいいですね。
例4:夕日が沈む( )を眺めながら、友達と話した。
⇒夕日の美しさに感動していると思われるので「景色」のほうがいいですね。
例2:この絵は、100年前の日本の( )を描いています。
⇒ある時代の様子ですね!客観的・描写的なので「風景」のほうがいいですね。
例3:この町の( )は、十年前と比べてずいぶん変わった。
⇒街の全体的な様子が変化しているので「風景」のほうがいいですね。
例4:夕日が沈む( )を眺めながら、友達と話した。
⇒夕日の美しさに感動していると思われるので「景色」のほうがいいですね。
「風景」のほうが「景色」より、使える範囲が広いですね!
「景色」は自然の美しさに使うことが多い!
まとめるとこんな感じですか?
◆感情・美しさ・目で見た印象は「景色」
◆広い眺め・時代や社会の様子・描写は「風景」
本当に日本語の言葉は難しい…
以上、「景色」と「準備」の違いでした。