
「訪ねる」と「訪れる」の違いは?
どんなときに「訪ねる(たずねる)」を使う?
どんなときに「訪れる(おとずれる)」を使う?
考えてみましょう♪♪♪
「訪ねる(たずねる)」
“人” または “人がいる場所”と一緒に使える。
明確な「目的」や「理由」があることが多い!
「会う目的がある」ときに使うんですね!
・お礼や挨拶をしに行く
・久しぶりなので会いに行く
・相談があるので会いに行く
・用事があるので会いに行く
1)先週、小学校の時の先生を訪ねた。
2)来週、東京に住む友人を訪ねる予定だ。
3)先生に相談しに研究室を訪ねた。
4)初めて会う人を訪ねるのは少し緊張します。
5)仕事の相談があって、上司の家を訪ねた。
6)引っ越しのあいさつのために、近所の人を訪ねた。
7)ある事件について話を聞くために、関係者の家を訪ねた。
8)昔お世話になった恩師を訪ねて、感謝の気持ちを伝えた。
9)インタビューのため、有名な作家を訪ねました。
10)新しいプロジェクトの協力をお願いしに、A社の社長を訪ねた。
「訪ねる(たずねる)」は
人に会う目的がある!
その人がいる場所に行く!
「訪れる(おとずれる)」
①ある場所に"行く"
②季節・時期がやってくる(抽象的な事柄にも使える)
「目的」や「理由」が明確でなくていい
目的があっても言えるけど・・・
例えば・・・
・京都には多くの観光客が訪れる。(⇒観光に来る!)
季節や時期の場合も使えますね!
・今年も受験の季節が訪れる。
◆場所を「訪れる」
1)夏休みに家族で大阪を訪れた。
2)その美術館を一度訪れてみたいと思っている。
3)彼は世界中の国々を訪れた経験がある。
4)映画の舞台となった村をファンが訪れる。
5)この寺は春になると、桜を見に多くの人が訪れる。
◆季節・時期(抽象的な事柄)が「訪れる」
1)ようやく静かな夜が訪れた。
2)彼のもとに新しいチャンスが訪れた。
3)この国にも平和が訪れることを願っている。
4)もうすぐ冬が訪れる。
5)ようやく自由な時間が訪れた。
「訪れる(おとずれる)」は
場所や時期、季節などに使う!
目的がなくていい!
「訪ねる」と「訪れる」のまとめ
|
項目 |
訪ねる(たずねる) |
訪れる(おとずれる) |
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基本の意味 |
人に会いに行く |
場所に行く |
|
主な対象 |
人・(人がいる)家・研究室など |
場所・国・都市・観光地 |
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目的性 |
目的が明確 |
目的が明確ではない |
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人に使える? |
○使える |
✕使えない |
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場所に使える? |
△人がいる場合のみ使える |
○使える |
|
季節・時期に使える? |
✕使えない |
○使える |
あと一つ!
「訪問する(ほうもんする)」もありますね。
これは「訪ねる」「訪れる」の硬い表現です
が・・・
気をつけないといけないことがあります!
「訪問する(ほうもんする)」:訪ねる?訪れる?と 違う?同じ?
「訪問する」はビジネスや公的な場面で使う言い方です。
日常会話より、仕事やニュースで聞くことが多いですね。
どんな時に使うか例文と一緒に見てみましょう♪
①人
・社長を訪問した。
・先生を訪問する。
「訪ねる」の硬い言い方ですね。
挨拶や面会、相談など会いに行く目的がある
②会社、施設、組織
・市役所を訪問する。
・取引先の会社を訪問する。
仕事や調査などで使われる
③国や地域
・大統領が日本を訪問しました。
・首相がアメリカを訪問したそうだ。
政治についてのニュースでよく使われる
これを見ると硬い表現だということがわかりますね!
だから、カジュアルな場面では不自然!
✕きのう友達の家を訪問した。
✕週末に実家を訪問します。
友達や家族には使いませんね~。
観光・旅行で使うのも不自然!
✕観光で京都を訪問した。
✕ヨーロッパ旅行でフランスを訪問した。
観光の場合は「訪れる」を使えばいいですね!
季節や時期、抽象的な事柄にも使えません!
✕春が訪問した。
✕夜が訪問する。
✕平和が国に訪問した。
✕新しいチャンスが訪問した。
絶対におかしいですね!自然現象には使えません。
目的がない場合も不自然!
✕散歩していて、この店を訪問した。
✕歩いていたら見えたので、その場所を訪問した。
「訪問する」には目的があります!
”ただ行っただけ”だと不自然になります。
「訪問する」はビジネスシーンや公式なシーンで使えばいいんですね!
英語だと「visit」を使えばいいだけなのに・・・日本語は難しい!
以上、「訪ねる」と「訪れる」の違い+「訪問する」との違い でした。